機械工学科
機械工学は,日本の産業界を支えている工学の基幹ともいえる「ものづくり」の総合分野です。近年の工業技術や工業生産は,品質の高さや生産効率の良さにとどまらず,ますます複雑化・多様化した要素が加わっています。なかでも機械を使う人間の安全性や快適性,地球環境の保全,省エネ・省資源の課題などは常に念頭に置かなければなりません。また,アジア諸国などでの生産能力・技術力が向上し,日本の産業界は厳しい国際間競争におかれています。技術立国である誇りを忘れずに,地球・人にやさしい技術の開発を目ざして,明日の産業界を支えていきましょう。
本学の機械工学科では,4大力学と呼ばれる材料力学,機械力学,流体力学,熱力学を基本に,情報・制御,生産・設計システムなど,ものづくりに必要な幅広い基礎知識と応用力を修得できるカリキュラムを構成しています。1年次には,機械工学を学ぶ上で基礎となる数学・物理,情報処理技術などを身につけることからはじめます。その上で,将来の進路を見据え,専門科目の分野へと進んでいきます。自ら考える習慣を身につけ,新しい発想へと導き,早い段階から技術や技能に接することで,「ものづくり」への理解を深め,楽しさを味わうことができるはずです。また,実学を重視し,ジャッキ・万力,試験片などの製作や,旋盤・フライス盤など,精密加工機から最新の機器の操作まで,実習・実験に長時間を費やします。“手を動かす技術“を身につけることができることも,本学科の特徴のひとつです。
また,平成19年度に,本学では,『全日本学生フォーミュラ大会』への参加を目ざして,全学科の有志学生によるチームを結成しました。全学科の特徴を生かした7つのグループで構成されますが,核となるエンジン開発,構造設計は,本学科教員の指導を受けながら,本学科の学生を中心に行われています。このプロジェクトには,大いに期待したいところです。これからのエンジニアには創造的な開発能力が問われる一方で,地球的視野でものを考えて問題解決を図る能力,国際化に対応できる語学力やプレゼンテーション能力,そして自己の技術に責任をもつ高いモラルが求められています。それらを意識しつつも,自動車産業,電子産業など,日本を支える産業界で活躍する未来を思い描いて,一緒に頑張りましょう。
社会に出て,機械の設計や製造の業務に従事する際に必要とされる基本的な知識の習得を目的として,コンピュータ関連技術,設計法,製図法,加工法に関する技術や技能を学びます。CAD製図に関する授業も充実しています。
機械工学の柱である(1)自然の原理や法則,(2)機械の機構や動作のしくみ,(3)技術・技能に関する講座をバランスよく配置しています。科目間に相互の関連を持たせており,年次ごとに無理なく履修できるようなカリキュラムを構成しています。
1年次は,数学や物理,英語などを中心とした基礎科目,専門基礎科目を学びます。また,ものづくりへの興味が湧くような,多彩な実験・実習を設けています。2年次からは専門科目を通して,ものづくりへの理解を深めます。
「コミュニケーション英語」,「プレゼンテーション技法」,「卒業研究」などの科目を通じて,国際化に対応できるコミュニケーション,プレゼンテーション能力を確実に身につけることができます。
Microsoft®のWord®やExcel®などの基本操作,Visual Basicによるプログラミング,Auto CADによるCAD製図など,コンピュータ教育に力を入れています。「基本情報技術者試験」や「CAD利用技術者試験」などの資格取得支援講座も開講しています。
学科の特色
材料力学,機械力学,流体力学,熱力学などの4大力学をベースに,実践重視のカリキュラムを学びながら,機械工学の基礎から応用までの専門知識と技術を身につけることができます。ものづくりを通じて社会に貢献し,未来の産業界を支える人材を養成します。
機械工学科では,4大力学と呼ばれる材料力学,機械力学,流体力学,熱力学を基本として,情報・制御,生産・設計システムなど,ものづくりに必要な幅広い基礎知識と応用力を身につける教育を行っています。基礎から先端技術までの多様な専門知識と技術の習得,創造力・理解力の育成,「ものづくり」教育を大きな3本柱と据えた,少人数のカリキュラムを構成しています。
1年次には,機械工学の基礎となる数学・物理,情報処理技術などを身につけることからはじめます。さらには,柔軟で多様なものの見方や豊かな発想力を養うための教養科目,国際化に対応するべく英語の習得に力を入れています。2年時以降には,将来の進路を描きながら専門科目の分野へと移行していきますが,実学も重視しており,ジャッキ・万力,試験片などの製作や,旋盤・フライス盤など,精密加工機から最新の機器の操作まで,実習・実験に長時間を費やし,「手を動かす技術」を習得します。さらに,コンピュータやCAD(コンピュータ支援設計)製図の授業や資格取得支援授業も充実しています。自ら考える習慣を身につけるとともに,早い段階から技術や技能に接することで,「ものづくり」への理解を深め,楽しさを味わうことができるはずです。
3年次には,4年次の卒業研究を視野に入れながら,それぞれの興味に合う研究室を選び,さまざまなテーマでの研究をスタートします。なかには,プロジェクト形式での卒業研究もあります。特に,平成19年度に発足した「全日本学生フォーミュラ大会」への参加を目ざしたプロジェクトチームでは,本学科教員の指導を受けながら,意欲的に取り組んでおり,計画・立案・実践能力・コミュニケーション能力を養う良い機会となっています。
機械工学は,日本の産業界を支えている工学の期間ともいえる「ものづくり」の総合分野です。工業技術や工業生産には,品質の高さや生産効率の良さにとどまらず,安全性や快適性,地球環境の保全,省エネ・省資源の課題などを常に念頭に置かなければなりません。これからのエンジニアには,創造的な開発能力,地球や人に優しい技術の開発力が必要とされます。自分のアイデアを生かしたものづくりが,人の笑顔につながる分野でもあり,ものづくりを通じて社会に貢献することができる素晴らしい学問です。
夢を持って,私達と一緒に明日の産業界を支えていきましょう。
主な科目
| 1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
|---|---|---|---|---|
| 一般教養 |
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| 外国語科目 |
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| 数学 |
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| 自然科学 |
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| 機械工学 専門科目 |
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| 補習授業 資格対策 |
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主な進路
- 大学院
- 民間企業(調査,研究,開発,生産技術,生産管理,システムエンジニア,フィールドエンジニア)
- 教員(中学校:技術/高校:工業)
- 公務員
一般共通科目
社会生活に必要となる基礎的な教養を身につけます。工学の分野で活躍するためにも工学分野だけにとどまらない総合的な知識教養は是非必要です。
共通基礎科目
工学の分野で活躍するためには,数学や自然科学についての十分な理解が必要です。演習科目,物理実験や化学実験などを履修することにより,講義で学んだことをより確実なものとし,かつ実際に応用するための力も身につけます。
専門科目
工学全般にわたる知識を身につけられるよう科目を開講しています。また講義科目ばかり ではなく,プログラミング能力を含めコンピュータを使用するための能力を身につけるた めのコンピュータ実習,実際に実験・実習,演習を行うことにより専門科目に対する理解 をより確実にするための科目などにも重点をおいたカリキュラムとなっています。
- 生活健康科学
- 健康や体力は生活の基本です。本講義では 健やかに生きるためにはいかにしたら良いか,体力をつけるためにはいかにしたら良いかを理論的に考え,その実践方法について学びます。
- 日本文化論
- 国際的な分野での活躍が期待される皆さん には日本文化に対する理解は重要です。本講 義では日本文化の特色を広くユーラシア大陸 の文化との比較において考えます。
- 英語
- 皆さんが社会に出て活躍するためには英語力は不可欠です。本講義では聞く,話す,読む,書くというすべての技能にわたる総合的な力を身につけることを目指します。また工学の分野で活躍するために必要な専門的な用 法についても学びます。
- コミュニケーション英語
- 世界中の技術者と意思の疎通を行うには英 語の習得が不可欠です。本講義では技術者に 必要な英語表現やコミュニケーションを行う実践的な方法をネイティブの教員から学びます。
- 英語
- 皆さんが社会に出て活躍するためには英語力は不可欠です。本講義では聞く,話す,読む,書くというすべての技能にわたる総合的な力を身につけることを目指します。また工学の分野で活躍するために必要な専門的な用 法についても学びます。
- コミュニケーション英語
- 世界中の技術者と意思の疎通を行うには英 語の習得が不可欠です。本講義では技術者に 必要な英語表現やコミュニケーションを行う実践的な方法をネイティブの教員から学びます。
- 微分学および演習
- 微分積分学は,線形代数学と共に,理工学の土台となる科目です。本講義を含めた数学の科目では,皆さんがこの2つの分野を修得し,工学の理論を学ぶスタート地点に立てることを目指します。
- 基礎物理学
- 工学の専門科目を学ぶためには物理学についての理解は不可欠です。本講義では高校で学ぶ物理についての復習,再学習から始まり,基礎的な物理学の内容を理解するための基礎知識を学びます。
- 材料力学
- 材料力学は,機械や構造物に用いられる材料の強さや変形に対する抵抗,部材の安定性などについて学ぶ機械工学にとって重要な科目の一つです。もの(材料)に力が加わったときに,それがどのように変形し,そのとき材料内部にどのような抵抗力(応力)が生じ,どのように振る舞うかを学びます。
- 機械力学
- 機械の高速化・軽量化・自動化には,その動きを理解したうえで設計する必要があります。そして,その主要な課題は機械振動です。機械力学では,その動きをいかにモデル化し,いかに表現することによって具体的な設計へと結びつけていくかを学びます。
- 流体力学
- 流体を用いた機械は数多く使われています。その働きを理解するためには流体の性質に対する理解が不可欠です。本講義では,例題を多くとりあげ,流体の数学的な表現法を学びます。
- 熱力学
- 現在私たちは,自動車のエンジン,ガスタービン,火力発電所などのさまざまな熱動力機関に囲まれて生活しています。本講義では,これら熱機関の作動原理が従っている熱力学の諸法則について学びます。
- 制御工学
- 機械は制御技術とともに進歩してきました。今日,マイクロコンピュータを利用した制御技術は,ほとんどあらゆる分野の機械に浸透し,将来の機械製品の価値は制御技術の良否にかかっているともいえます。本講義では,できるだけ具体的な例について,機械制御系の設計に制御理論をどう利用するかについて学びます。
- 機械材料
- 機械や装置の設計・加工にかかわるためには材料に関する知識,すなわち機械材料の大部分を占めている金属材料の持つ一般的な特徴を良く理解し,それを生かすように材料を選択し使用しようとすることが極めて大切です。本講義ではそのための総合的な知識を身につけます。
- 機械工作法
- 機械の設計製作を行うためには,製作に使用される加工機械や加工法に対する理解が必要です。本講義ではその機械工作法全般にわたる総合的な知識を身につけます。
- CAD基礎製図
- 品物を製造するうえで,製作図(組立図および部品図)はデザイナーの意志を製造担当者に伝達する重要な意味を持つものです。本講義では,現在主流となっているコンピュータ援用の設計製図(CADComputer-AidedDesign)を使用し,機械製図法,CADソフトの操作法について学習し,演習として実際に機械部品の製作図を作成することにより,製図力を養成します。

