理事長室
急速な科学技術の発達により,現代の我々の暮らしは,非常に豊かで便利なものとなりました。しかし,その一方で,科学技術の進歩のスピードに,人間のこころが追いついていないとも言われています。どんなに優れた科学技術であっても,それを使う人間が,正しい道徳観・倫理観・宗教観を持っていなければ,その科学技術を,世のため人のために使うことは難しいではないでしょうか。
大学に限らず,ものごとを学び,より多くのものを吸収するためには,謙虚な姿勢で,真摯に取り組む必要があります。
「凡夫(ぼんぶ)の自覚」とは,自分自身の力がまだまだ至らない存在であると,自覚することです。この自覚を持つためには,我々は自分自身の能力を深く見極めることが重要です。その見極めができ,自分自身が力の足りない存在であると自覚できるからこそ,謙虚に,そして真摯に生きていくことができるのでしょう。
「建学の精神」に
- 科学の真理を窮め,それを世のために役立てるよう決意することよって, 若き日に使命感を養え
- 深く科学を学び,豊かな技術を身につけることによって,若き日に正しい人生観を養え
- 学生,教職員及び父兄が一体となり,学園の理想発展を目指すことによって, 若き日に連帯感を養え
と謳っておりますが,ここには
- 自分自身の力を「誰かのために」使うことのできる人間になってほしい。
- 常に「正しい選択を」することができる人間になってほしい。
- 「みんなとともに」力をあわせて,行動できる人間になってほしい。
という願いが込められています。
この実現のために,学生・教職員が一体となり,さらに,保護者・地域社会の皆様にもご協力いただきながら,社会に貢献できうる人材の育成に力を注いで参りたいと存じます。
さらには,学生の皆さんにとって良い大学であるだけでなく,地域社会からも愛され,必要とされる大学を目指して,全力で取り組んで参ります。

