松田研究室

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近況報告
2010年

1月15日 ようやく1000回
引用回数が、ようやく1000回を越えた。
嬉しい。
でも、複雑な気持ちだ。

これが一つの論文に対する引用回数だったら、本当に素晴らしいことなのだが・・・
それは次回の課題にしたい。


2009年

12月21日 なんじゃこりゃー!!
最近書いた論文の審査状況。
自分でも変わった論文になったと思ったけれど・・
Current status and history
Date Task description Deadline date/Status
30/11/2009 Original manuscript to referee Unable to report
30/11/2009 Original manuscript to referee Unable to report
20/11/2009 Original manuscript to referee Report received
16/11/2009 Original manuscript to referee Unable to report
05/11/2009 Original manuscript to referee Unable to report
26/10/2009 Original manuscript to referee Unable to report
23/10/2009 Original manuscript to referee Unable to report
22/10/2009 Original manuscript to referee Unable to report
22/10/2009 Original manuscript to referee Unable to report
12月18日 病→病→病
研究をしない科学者は、悲しい。

ましてや、それが「大学教員」という看板を背負っているなら、
なおさらだ。

前を向いて、全力でダッシュを続けなければ
挫けてしまいそうなのが、科学者なのだと思っている。
11月3日 CERNの風景
報告が随分遅れましたが、9月のCOSMO会議でCERNに行きました。

CERNというと、天使と悪魔(行きの飛行機でやってた!)の反物質が有名ですが、
そこらへんのフィクションに関しては反物質研究のリーダーのサイトを見てください。
夏場はこんな感じ↓で、環境は最高です。

向こうにはうっすらモンブランが見えてます。
ちなみに、これは食堂のテラス席。す、ステキすぎる・・・
食事も、日本みたいに揚げ物一点張りではない。
温野菜が豊富で、体に優しい感じがする。

時差があるので、早朝に目が覚める。
なんか健康な旅でした。また行きたい。夏に。
10月14日 ノーベル平和賞がオバマ大統領に!!
核兵器の廃絶を「宣言した」ことで、ノーベル平和賞。
これは・・・すごい圧力のかけ方だよなぁ。
実際、オバマが独断で宣言した雰囲気が結構強くて、このままじゃ
「無かったこと」になるんじゃないかと噂されていたところなのだ。

戦争をしたがる人々だけでなく、止めさせたい方も、かなりラジカルで策略家だ。

いや、ほんとうにすごい。

色んな意味で。
8月10日 核兵器と戦争
 1975年の湯川・朝永宣言(http://www.pugwashjapan.jp/y_t.html) をはじめとして、素粒子のコミュニティーでは、この時期になると必ず核兵器廃絶と反戦の話題が出てくる。

物理学者というのは理論で物事を理解しようとする人たちの集団なので、出来ることなら戦争という物が如何に「理屈」に合わない物であるのかを理論的に「証明」したいと思うのだが、やはりこればかりは理論ではどうにもならない。
京都で開かれたパグウオッシュ会議でも、署名を渋っていた科学者たちを説得するために最後の手段として流されたのが広島と長崎の生の映像だった。
結果、ソ連以外の全ての科学者が署名するに至った。
理屈を越えたところで人は動くのだと、強く実感せずにはいられない。

同時に、「理屈を越えた感情」というものは、土地によっては「復讐」という形でも受け継がれていることに愕然とする。

そして、今最も深刻な問題は、(おそらく多くの)日本人が知らない間に進められている国家間交渉の席で、日本の官僚が国防の観点から、核兵器の廃絶に「強い懸念」を表明していることだ。
オバマ大統領の核廃絶プラハ演説に対するもっとも強い反対意見が、実は日本から(しかも国民の間で話題にもならないうちに)出ているという現実は、絶対に容認できない。

「人の心を動かす」という、(たぶん平素は)最も苦手な活動を懸命になって進める理論物理学者が何かの力になるのなら、僕も人を動かせるだけの実績を挙げて、そこに参加したいと思わずにはいられない。

7月6日 心の声

論文をまとめ打ちしてほっと一息ついていると、
また心がざわざわしてくる。

もっと物理の根幹に関わるような仕事をしろ!!

こんなんじゃ、ダメなんだ。

誰にも出来ない仕事じゃないと、意味がないんだ。

あぁ、ザワザワする!!
我慢できない!!

7月2日 普通の学生

ことしは生命で、講義と実験を担当した。
 学科の性質上、講義はまったりした空気が支配しているのだが、
 実験では皆とても生き生きしている。
  「きみ、それは物理の実験ですよ。分かってますか?」
 と、逆にこちらが聞きたくなるほどだ。
(もちろん、内容をよく理解しているから楽しめるのだ。)

HR
では、講義と演習。
下に書いたとおり、単位に関係ないのに演習に出てくる学生が
沢山いるのだ。
むしろ、こちらがきちんとしなければと、襟を正す気持ちになる。

これが不況下で育った、最近の学生にとっての「普通の」生き方なのか。

6月27日 18人いる!!

ある学科の物理演習の履修登録者が3名なので、科目を廃止しますかという
問い合わせがあった。

昨日、講義中に数えたら18名いた。

18人いる!!
(某有名漫画のノリだと、15人は大学教官という、恐ろしいことに・・・)

6月5日 重力の論文

先日発表した重力の論文。
なぜか、各方面から、受けがいい。
こんなに褒められたのは久しぶりかも。

5月28日 夢

どんな生物にも、必ず栄枯盛衰があって
人間にだって、必ず「最後の一人」が
いるはずだ。

何年か前に見た夢を
、昨日、再び見た。

夢の中で、僕は(多分)最後の人間で、
地球が人で溢れかえっていた頃の映像を
たった一人で食い入るように見ていた。

もう少し人がいた、少し昔を思い出して、
さらにもっともっと人がいたであろう遠い昔を思いながら

「この映像が撮影された頃に一度でいいから行ってみたい!!!」

と、強く願ったら目が覚めた。


寝ぼけながら、

「すげぇ、願いが叶った!!」

と、喜ぶと同時に、今を生きていることの喜びが
沸沸とわいてきた。

リアルで、不思議な夢だった。
未だに、どちらが本当なのか分からないくらいだ。

5月8日 ちゃぶ台をひっくり返せたかどうか

積み上げてきたジェンカをひっくり返せるような話に手が届いたとか
以前にちょっと書いたが
突き詰めていくと
結局はお盆をひっくり返した程度だった。

でも、WarmInflationで長年の謎だった曲率揺らぎの生成を
驚くほどクリアに説明できた点は、褒めてもいいと思う。

どちらかというと、ジェンカをひっくり返したのではなく
接着剤で固めたような話だけれど
世界中で自分だけが理解しているという状況は
大変に気分がいい。

それに、これを理解したおかげで
非常におもしろい別の仕事に着手できた。

こちらは新しいジェンカを積み上げるような話で、
ちょっとワクワクしている。

5月6日 ストレスの解消法とその理解

人間関係でストレスがたまったとき、普通はどうするのだろう。

(1) 相手にぶつけて議論する。
(2) 自分の中で消えていくのを待つ。

どちらも、悪いことでは無いはずだ。
我慢できなくなればぶつけてもいいし、
ぶつけるのに疲れたら休めばいい。

なのに、(1)から(2)へ、または(2)から(1)へと
途中で態度を変えると、
いろんな問題が発生するらしい。

たとえば、(1)から(2)へ。

「怒って怒鳴り散らしたかと思えば、急にそっぽを向いて
 いっちゃった。感じ悪い!」

と、なるし

(2)から(1)へ移行すると、

「急にキレんなよ!普段おとなしいやつはこれだからコエーよ」

と、なる。

表現力や理解力というのは、とても大事だ。

一人でもきちんと他人を理解できる人がいるだけで、
そのグループの雰囲気は極端に明るくなる。
特に、思春期の学生はそこら辺の成長に格差があるので、
友人が学生生活やその後の人生を大きく左右すると言うのは
過言ではないと思う。

学生を見ていると、部活やクラスの友人の事を思い出す。
みんな、元気かな・・・

5月4日 虫の知らせ

科学者としてどうかと言われると返答に窮するのだが、
亡くなった人が何かの形でメッセージを残すということは
あり得ることなのかもしれないと、時々思う。

一度しか使えない連絡手段だとすれば、相当貴重なものだろう。

おばあちゃんが亡くなったとき、お葬式で火葬待ちをしていたら
おばあちゃんに呼ばれたような気がしたので、炉の方に行ってみた。

そうしたら、僕が部屋に入るのと同時に機械が停止した(終了した)。

係の人が

「呼ばれるってことがあるんだねー」

と、言っていた。

この場合、おばあちゃんが

「そろそろ焼けたよー」

って、連絡をくれたということなのだろうか。

おばあちゃん、それって使い方が間違っているかも・・・。

4月13日 思い込みの恐ろしさ

これまで、外付けのUSBハブというものが、とにかく信用できなかった。
一時的なフリーズや速度低下がハブを外すことで
ことごとく解決されてきたからだ。

ハブの種類を変えても、駄目だった。
これはもう、ひどい仕様なのだと思ってきた。


今日、猛烈に反省している。
原因は、ハブじゃなかった。
これまで愛用してきたThinkPad系の外付けキーボードが
原因だったのだ。
多分、探せばほかにも行儀の悪い周辺機器があるはずだ。
悪いのは、ハブと周辺機器の相性。
ハブ自体の責任では、なかった。


これって、人間関係にも言えることかもしれない。
そう思ったら、加害者としても被害者としても、ゾッとする思いがした。

4月9日 未読論文

PCのデスクトップには、未読論文がPDFファイルで散乱していた。
正直、背景全部が論文で埋まってた。

先日、ファンが「カタカタ」言い出したThinkpadの代わりに
慌てて導入したノートPCでは、すべてを「未読論文」フォルダに整理した。

書きかけの論文が1段落ついて、なんとか読み進めたものの
残り論文数76。

取り溜めたTV番組の総時間数が
残り寿命を超えた人みたいになってる。

論文を読みながらいろんなことを思いつくというのが僕のスタイルだけど
興味の対象が1つ→2つ→3つ・・・と広がっていくうちに
読みたい論文も2倍→3倍・・・と、増えてきた。
書きかけの論文も、同じ勢いで増えている。
研究のスタイルを変えないと、このままでは破綻してしまう。

2月27日 業績報告

あまり自虐的でもダメだと思うので、
論文の節目にはセルフでお祝いをしようと思っています。

単名論文(英文・海外・査読付き)50本突破、おめでとう!!

ありがとう!!

次のお祝いは、引用数1000回突破になるとおもう。

2月25日 想像力

山の頂までたどり着こうと考え始めたときに
地形図を広げて最適なルートを探し始めるならば、
それは大人の証拠。

「この川に橋があったらなぁ」
とか、
「翼があれば飛んでいけるのに」
などという空想が止まらなくなった経験が
誰にでもあるのではないか。

こういう発想は、時に画期的なブレークスルーをもたらす
重要な感性の一つだと思う。

同じ事は、大人になって、人生の道のりでも起こるのではないか。

「自分以外は馬鹿だ」
とか、
「自分は神と対話しているから」
などという【空想】が現実と区別できなくなることが、一度ぐらいは
あるかもしれない。

自分が信じているのが妄想なのか信念なのか、常に不安なのが
人生だと思う。


先日、志摩先生の論文世界ランキング(理論で4位!!)の
アナウンスを学内に流したところ、佐藤俊先生から
メーリングリストを使わないようにとの丁寧な申し出があった。

あり得ない申し出だったのでお断りしたところ、

「殺人者わかりました」

という一文のみのメールが届いた。

2月10日 益川先生ノーベル賞受賞パーティー

京都までわざわざ出かけるのはミーハーなのではと思いながらも、
一泊で参加してきた。

こちらの方が政治色が強く、参加費も小林先生の時の、倍だ。

益川先生の人気は相変わらずで、
なんだかノーベル賞っぽくないのが良かった。

ノーベル賞メダルの横には、屈強な男子が立っていたけど。


京都で立ち寄った神社には、デカデカと

「絶体合格」

と書かれた絵馬が、棚の中央に掛けてあった。
合格して欲しいと、心から思った。

2月5日 小林先生ノーベル賞受賞パーティー


祝辞を述べる方も述べられる方も、もう何回同じ事を繰り返したか分からないという
異常な状態。
「こんな古い話にいつまでも縛られるのも・・・」
と、こぼす小林先生を周囲がとりなす構図で
お祝いして良いのかどうか、ちょっとひるむ雰囲気があった。
(なので、握手して写真とか言い出せる感じではなかった。)

日経Net
「関係者が受賞を祝うとともに、会場に展示されたノーベル賞のメダルや文化勲章を写真に収めるなどしていた。」
と、ある・・・・
 ↓

でも、これが有ったら流石に撮るでしょう!?