海外リーダーシップ研修(LETS)について
埼玉工業大学は1903年の創立以来、120年近くにわたり、社会の様々な現場の「 リーダー育成 」に努めてきました。また、本学は法然上人の開いた浄土宗の教えを基盤とする「 日本で唯一の仏教系工業大学 」でもあります。そのため、これまでも様々な方々のご支援を受けて、ベトナム、カンボジア、スリランカなど「 アジアの仏教国での短期研修 」にすすんで学生を送り出してきました。この研修が、「 LETS(Leadership Education Training program for Students) 」です。世界の中心がキリスト教圏の欧米から、仏教圏のアジアに移り変わりつつある今、「 アジアの仏教国で生きる人々とともに考え、ともに行動 」し、自らの未来を想像することが大切だと考えています。本研修では、初対面のアジアの仲間と「 リーダーシップやチームワーク 」を実践的に学ぶと同時に、参加者のみなさんには「 発展著しいアジアのいま 」を感じ取ってもらいます。
研修コンテンツ①:チーム対抗戦
この研修では、日本の学生とアジアの学生がチームを組んで、チーム対抗戦に取り組みます。チーム対抗で、本気で優勝を目指してもらう過程で、社会で必要となるリーダーシップを身につけてもらいます。チーム対抗戦のテーマは「現地の小学生に日本に知ってもらう授業をせよ!」「現地に日本人観光客を呼び込むための企画を考えよ!」小学校授業では、実際に現地の小学校にお邪魔して授業を行います。観光客集客企画では、フィールドワークや現地の方へのインタビュー等を行い、最終成果発表の場では、旅行代理店の方など現場のプロに企画案を評価いただきます。
研修コンテンツ②:ホームステイ
現地の同世代の若者の自宅で、1泊2日のホームステイを体験します。1日寝食を共にすることで、お互いの文化や気質の違いなどを身をもって体験し、学びます。最初は緊張の面持ちで各家庭に向かう学生たちも、お別れの時には、寂しさのあまり涙を流してお別れをする学生も多くみられます。
研修コンテンツ③:日系企業の工場見学
日本から海外に進出している企業に協力いただき、工場見学会を実施しています。今や、日本国内で働く上でも、海外の人やモノとの関りを切り離して考えることはできません。企業も海外で働いてくれる若者を求めています。この観点から、企業が海外に進出するとはどういうことなのか?海外で働くとはどういうことなのか?海外の人と働く難しさはどんなところにあるのか?など、現在の社会で求められる視点や考え方を学んでもらいます。
研修コンテンツ④:現地のことを知る
キャリア支援センターでは、研修協力国の各国に強力なパートナーがいます。日本大使館やJICA、外務省、現地有名大学の教員の方々などです。この研修では、その方々に現地の経済や文化などについて御紹介いただく機会を設けており、現地のことをより深く知る機会になっています。時には、街中を散策するツアーを企画いただくこともあります。
これまでの活動実績
2016年度 ベトナム 2回(26名)
2017年度 ベトナム 2回(28名)
2018年度 ベトナム 1回(12名)
スリランカ 1回(11名)
2019年度 ベトナム 1回(15名)
カンボジア 1回(13名)
オンライン 1回(11名)
2020年度 オンライン 1回(18名)
2021年度 日本(深谷)1回(21名)
2022年度 ベトナム 1回(25名)★NEW★
NEWS
新型コロナ禍を乗り越えベトナムでの実地研修を実現!
2022年8月11日(木)~21日(日)で、2年ぶりとなる海外研修をベトナム・ダナンにて開催しました!新型コロナ禍を乗り越え、大変充実した研修になりました。参加した学生の顔つきがみるみるうちに変わっていく様子には、頼もしさを感じました。参加者は全員大学3年生!この経験を活かし、これから就職活動に突入します。
「スリランカ観光・情報サイト」に、本研修に関する取材記事が掲載されました!
中央が神谷氏(スパイスアップ・スリランカ社長)
LETSスリランカ(2018年8月開催)にて
スパイスアップ・スリランカの運営する「スリランカ観光・情報サイト」に、本研修に関する取材記事が掲載されました。取材して下さったのは、スリランカで開催したLETSをコーディネート・ファシリテートしてくださった神谷政志さん(スパイスアップ・スリランカ社長)です。記事は、こちらからご確認ください。