細胞分子生理学研究室

卒業生からのメッセージ


大学院博士前期課程修了 Sさん
平成30年10月

 美味しいものを食べることが大好きだった私は、味覚をテーマとしている熊澤研究室に強い魅力と興味を抱き、迷わずこの研究室を選択しました。
 私は勉強に苦手意識があったので、「研究なんて・・。私には・・。」と、憂鬱な気持ちがありました。しかし、実際に研究に携わるうちに、この分野の楽しさに気付き、自然と私のなかに探求心が生まれていくのがわかりました。そして、勉強というものに対しての向き合いかたが変わり、どんどん好きになっていきました。大学4年生の夏、「まだ研究を続けたい。」、「自分のテーマを納得いくまで追求したい。」という、強い気持ちが芽生え、私は大学院への進学を決意しました。大学院では、4年生で追求しきれなかった研究と新たな課題と向き合うことができ、毎日がとても充実していたことを覚えています。
 卒業後は、電気化学メーカーへ入社しました。味覚の研究に没頭していた学生時代から、お客様へ満足していただけるような科学機器を提供出来るよう、日々勉強の毎日です。この研究室で学んだ分野とは違いますが、学生時代に培われた着眼点や探求心は、とても活かされています。
 皆さんも学生時代には、色々なことに臆せず、どんどん挑戦してください。大切な人生の糧を手に入れられるはずです。