Research

大地震時の免震装置の挙動に関する研究

免震構造は地震に対する建物等の安全性を飛躍的に向上させる技術です.一方で,想定を上回る地震に対しては,通常の地震時とは異なる挙動をします.
そこで,本研究では想定を上回るような大地震時の免震構造の挙動をシミュレーションにより検討します.

エネルギーによる耐震性評価に関する研究

機械構造物の強度は通常,力や変形により評価されます.一方で,地震時には繰り返し変形し,また,度重なる余震で損傷が累積するなど,力や変形のほかそれらが働く回数も考慮する必要があります.
そこで,本研究ではエネルギーで配管などの機械構造物の強度を評価する方法を研究しています.

解体重機用制振装置に関する研究開発

日本では建物の解体に重機が使われます.重機は重さが数十トンあり,作業時の振動が地面を伝わり近隣の家屋へ伝わることがあります.
そこで,本研究では解体重機の作業時の振動を抑制する制振装置の開発を進めています.

画像処理によるエレベーターロープの健全性評価

エレベーターのロープは人が乗るかごを懸垂する重要な要素であり,ロープの破断は大きな事故につながります.ロープが破断する前にはロープの直径が減少することが知られていますが,人の手で頻繁に直径を計測することは困難です.
そこで,本研究では画像処理によりエレベーターロープの直径を計測する方法を研究しています.

配管の振動モニタリングに関する研究

工場内の配管は,長年使用されることにより腐食や摩耗が進み,破損してしまうことがあります.しかし,腐食や摩耗は配管内部で発生するため,その検出には簡単ではありません.
そこで,本研究では配管の振動を測定することで,腐食や摩耗などを検出する方法を研究しています.