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新しいコンピューター

イギリスへ持って行ったレノボの安い方のブランドのノートは
ダラムの会議中にディスプレーが真っ暗になりました。
あんなに困ったのは久しぶりでした。

帰国して、出たてのVaioPro11に飛びつきました。
値段も手頃で早くて軽くて、本当にお気に入りだったのですが
ある日突然ディスプレーに縦縞が明滅するようになりました。
レノボのノートもそうでしたが、怖いのは「たまに」直ることです。

イギリスの時もそうでしたが、大慌てで一番安いノートを買って
その場しのぎをするわけです。

しかし、単なるTeXのコンパイルですら待たされます。
ちょっと仕事には使えなくなってきてついに新調しました。

今回は、Thinkpad Carbonです。
PythonとMathematicaをインストールして、
我慢していた計算を色々やっていたら
あまりにも快適でお花畑が見えました・・・

ブログの更新

大学のPRのために研究室のホームページを充実させよう、というかけ声がありました。
真面目な性分なので、ずっと休止状態だったホームページを作り直して、
なんとなく体裁を整えて、とってつけたようなニュースをブログに書いて・・・
結構大変です。

上面だけのような気がすると、胸も痛みます。
うっかり読んでしまった同業者の方、そこら辺は汲んで下さい。

そういえば、ここ十数年の間に科学者がやたらと説明とPRを求められるようになって
みんな(科学者全員)大変だったんだよなぁと、ふと思いました。
PRのために「やっちゃった」人も沢山居ました。
小保方氏は一寸例外だと思いますが。

一つ前のブログに書いたみたいに、それを茶化す人も居ますけど

「高エネルギー研究者の動向」が研究されている

A Theory of Ambulance Chasing という「論文」が
プレプリントサーバーに投稿されています。
昨年のATLAS, 一昨年のBICEP2, 2012年のFermi, その前の年のOPERA, CDF,
2008年までさかのぼってPAMELA・・・
実験で「異常」が報告されると、それに対して物理屋がどういう反応をしているか?
と言う話を「(物理屋の)いつもの解析で」とてもシニカルにレポートしています。

ハタから見てお笑いなのは分かっています。
でも、自分の分野でこういうイベントがあったら
必ず話のネタになるし、そうなると論文のアイデアも出ますから
どう抗っても論文を書くことになるのです。

アルファ碁

グーグル先生のコンピューター囲碁「アルファ碁」が人間を圧倒しているようです。
善戦では無く、トッププロを「圧倒」です。

先日久しぶりに数学ソフトのMathematicaに触ったら
あまりの進歩に唖然としました。

久しぶりに何かプログラムを組みたくなりました。

Super KEKBが始動

image

小林・益川行列の構造はSuper KEKBで随分明らかになるでしょう。

ニュートリノ振動を提議したのは坂田・牧・中川ですが、
その検証もカミオカンデ(とその関連施設)がおこなっています。

準備に費やされた途方も無い労力と年月、気が遠くなるほどです。

改めて、日本って団結力がすごいなと思います。

2016の公開講座

今年度に引き続き、来年度の公開講座を担当することになりそうです。
今年は本物の重力波が直接観測されましたから、その話と
これまでの宇宙観測の歴史について話そうかと思います。
観測実験の現状を改めて調べたら、説明が結構大変になりそうです。
うまく説明しているレヴュー記事とかが見つかると楽なのですが。

GRBとGW

GRB=ガンマ線バースト
GW=重力波
です。

参考のため、アドレスを張っておきます。(日本語)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160218/k10010413031000.html

フェルミで観測されたのは所謂”ショートガンマ線バースト”というやつで、これのメカニズムは
http://arxiv.org/abs/1405.5878
などで調べられていますが、今回のLIGOで検出された重力波とはうまく合いません。

重力波の直接観測

参考のため、アドレスを張っておきます。
http://www.nature.com/news/einstein-s-gravitational-waves-found-at-last-1.19361
http://www.nytimes.com/2016/02/12/science/ligo-gravitational-waves-black-holes-einstein.html?_r=2
https://www.quantamagazine.org/20160211-gravitational-waves-discovered-at-long-last/
経緯についての説明は、最後のリンクが素晴らしいと思います。
教科書にそのまま載せられます。

気づいた人も多いと思いますが、今回の重力波は古典的な波ですから
原初重力波(空振り)の時とは違って量子重力の話が出ていません。
(追記:さりげなく出ていました。うーむ。)

成績表提出

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学期末にレポート課題を結構出しました。
剛体の運動について講義をしたので、ブーメランとかコインとかコマとかそこら辺の課題です。
提出者はまばらだろうな、と思っていましたが・・・

甘かった。

締め切り日の夕方(翌日から入試なので成績提出の事実上の最終日)に提出者が絶え間なく訪れて、集計結果がすっかり白紙に戻りました。

ちなみに、一人5分で処理しても7コマ/週も担当していると5×300=1500分ぐらいの激務です。