心理学専攻
公認心理師カリキュラムの対応をスタート!
公認心理師になるには
公認心理師ってどんな仕事をするの?
保健所や子育て支援センターでは、子育ての相談に応じたり子どもの発達を支援します。
その他、児童相談所、家庭裁判所、警察、企業の社内相談室、就職支援センター、私設の相談室など、様々な分野で心理職としての支援を行います。
公認心理師カリキュラムって ?
本学では
- 臨床心理学と基礎心理学のバランスのとれた授業
- 本学併設の臨床心理センターをはじめ、保健医療、教育、福祉領域等施設の充実した実習プログラム
を準備しています。
心理学専攻で学ぶ学生
深海 香奈
新潟県・吉田高等学校出身
もともと大学院進学を前提として、埼工大で心理学を学ぶ道を選びました。現在の研究テーマは、「ひとり行動とアイデンティティ」の関係について。「ひとり行動」ができるか否かは、「自己のアイデンティティの確立」に影響されるという仮説を立て、調査を行っています。アンケートのサンプル取得の目標は200〜300人分。先行研究の論文も参考にしながら、新たな発見に迫ります。将来は、公認心理師や臨床心理士として、児童施設や介護施設で心のケアの仕事に従事したいと考えています。
「人材の育成に関する目的」及び「教育研究上の目的」
心理学専攻の実験心理学教育研究分野では、脳科学、認知科学、行動科学の3領域について深く学び、最新の研究技法を駆使して自ら研究を進めていくことができる研究技術者を養成することを目的とし、臨床心理学教育研究分野では、臨床心理学についての専門的な知識と心理臨床にかかわる場合の姿勢を学び、高度な専門性を求められる職業人としての臨床心理士を養成することを目的としています。
本専攻の特色
臨床心理学教育研究分野
授業科目
- 臨床心理学特論Ⅰ
- 臨床心理学特論Ⅱ
- 心理支援に関する理論と実践
(臨床心理面接特論Ⅰ) - 臨床心理面接特論Ⅱ
- 心理学研究法特論
- 臨床心理学研究法特別輪講
- 学習心理学特論
- 認知心理学特論
- 司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開
- 社会心理学特論
- 老年心理学特論
- 福祉分野に関する理論と支援の展開
- 神経生理学特論
- 保健医療分野に関する理論と支援の展開
- 教育分野に関する理論と支援の展開
- 家族関係・集団・地域社会における心理
- 支援に関する
- 心理療法特論
- 乳幼児心理学特論Ⅰ
- 乳幼児心理学特論Ⅱ
- 思春期・青年期カウンセリング特論
- 産業・労働分野に関する理論と支援の展開
- 心の健康教育に関する理論と実践
- 心理的アセスメントに関する理論と実践
(臨床心理査定特別演習Ⅰ) - 臨床心理査定特別演習Ⅱ
- 臨床心理基礎実習Ⅰ
- 臨床心理基礎実習Ⅱ
- 臨床心理実習Ⅰ
- 臨床心理実習Ⅱ
- 心理実践実習Ⅰ~Ⅳ
- 特別研究
実験心理学教育研究分野
修了者の進路としては,大学,企業の研究機関において活躍できる研究者・研究技術者や心理職公務員などが想定されています。
授業科目
- 実験心理学特別輪講Ⅰ
- 実験心理学特別輪講Ⅱ
- 生理心理学特論
- 神経生理学特論
- 認知心理学特論
- 知覚心理学特論
- 視覚情報処理心理学特論
- 学習心理学特論
- 老年心理学特論
- 心理学研究法特論
- 社会心理学特論
- 司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開
- 福祉分野に関する理論と支援の展開
- 保健医療分野に関する理論と支援の展開
- 産業・労働分野に関する理論と支援の展開
- 心の健康教育に関する理論と実践
- 生理心理学特別演習
- 神経生理学特別演習
- 認知心理学特別演習
- 知覚心理学特別演習
- 視覚情報処理心理学特別演習
- 学習心理学特別演習
- 老年心理学特別演習
- 実験心理学特別実験Ⅰ
- 実験心理学特別実験Ⅱ
- 特別研究
心理学専攻・共通授業科目
- 人間学特別輪講
- コミュニケーション特別輪講
- 知識情報特論
教員紹介
臨床心理学教育研究分野
氏名 | 役職 | 研究テーマ例/研究指導内容概略 |
三浦 和夫 Miura Kazuo 教育学修士(上智大学) 臨床心理士・公認心理師 [詳細] |
教授 | 研究テーマ例
主に個人心理療法に関わる領域の研究をおこなう。また、家庭教師やボランティアといったいわゆる非専門家によるアプローチにも関心を持っている。 この他、個人あるいはグループによる箱庭療法によるアプローチを指導する。 ※2022年以降、研究指導は行わない。 |
村中 昌紀 Muranaka Masaki 博士(心理学)(日本大学) 臨床心理士・公認心理師 [詳細] |
准教授 | 研究テーマ例
パーソナリティなどの要因が対人関係やストレスや抑うつなど心の健康との関連などについて臨床心理学,社会心理学の観点から検討を行う。特に産業労働分野で問題となりやすいメンタルヘルスの問題やキャリア発達とメンタルヘルスとの関連について関心を持っている。研究の方法としてはデータに基づく実証的研究を重視している。 |
伊藤 淳子 Ito Junko 人間科学修士(東洋英和女学院大学) 臨床心理士・公認心理師 [詳細] |
准教授 | 研究テーマ例
臨床心理学的な視点から人間のこころを理解することを目指す。上記テーマに関連し、学生自身が興味を持った事柄について指導を行う。研究を行う際には、自分自身の体験やこころの動きを大切にする。また、文学作品や映像作品を通じて理解を深めることも行っていく。 |
田中 崇恵 Tanaka Takae 博士(教育学)(京都大学) 臨床心理士・公認心理師 [詳細] |
講師 | 研究テーマ例
現代という時代における人の意識や心のありようの特徴について研究を行う。特に、サイバー空間から無意識にわたる現実の多属性について関心がある。 現在はオンラインカウンセリングを1つのトピックとしている。その他、心理臨床の過程に関する研究や青年期における心理臨床的課題についても研究テーマとしている。 |
実験心理学教育研究分野
氏名 | 役職 | 研究テーマ例/研究指導内容概略 |
曾我 重司 Soga Shigeji 博士(学術)(千葉大学) [詳細] |
教授 | 研究テーマ例
・運動対象の速度知覚、時間知覚の現象的・実験的研究 ・奥行き知覚に関わる規定要因の現象的・実験的研究 以上のテーマを基本とし、現象をいかに捉えるか、観察するということとはどのようなことか、について教育指導を行う。特に現象的視点から、動き、奥行きなどの知覚についての環境からの情報は何か、また有機体がどのように環境に働きかけた結果そのような知覚が生じるのかについての研究を行う。 |
河原 哲雄 Kawahara Tetsuo 教育学修士(東京大学) [詳細] |
教授 | 研究テーマ例
人間が経験からの帰納によって知識や技能、言語能力などを獲得するオンライン認知過程を、心理学実験やコンピュータ・シミュレーション、理論的検討などの手法を用いて研究する。また、獲得された知識や技能、能力の現実場面における使用過程や、それらが現実場面において有効に機能するための条件といった教育的含意についても研究する。これらの研究領域における最先端の研究を遂行するために必要な、研究計画法やデータ解析法、シミュレーション技法や、各種の実験機器の使用法などについても研究・指導する。 |
大塚 聡子 Ohtsuka Satoko 博士(心理学)(東京大学) [詳細] |
教授 | 研究テーマ例
奥行き(3次元的な空間構造)を知覚する機構の解明に関する教育指導を行う。人間の視覚系は、奥行きを知覚するために、両眼視差(2つの目の間の網膜像のずれ)や運動視差(観察者の運動により生じる網膜像の動き)など複数の手がかりによる情報を統合していると考えられている。本研究室では、心理学的手法により、これらの手がかり情報を処理し統合する機構を明らかにする研究を行う。また、観察者の探索的な身体運動や眼球運動が奥行き知覚や視対象認知に及ぼす影響についても扱う。 |