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ホーム > 学部・大学院 > 工学部 > 生命環境化学科 バイオ・環境科学専攻

生命環境化学科 バイオ・環境科学専攻


馬場 拓海さん|埼玉県・武蔵越生高等学校出身

車を降りた瞬間、深呼吸したくなる。
あの「おいしい空気」で世界中を満たせたら。
「受験勉強で生物に力を入れたら、生命や環境問題に興味が湧いた」っていう変わり種です(笑)。3年次後期は研究室に仮配属の身で、ざっくり言うと化学的・工学的に環境を浄化する実験を行っています。高校の時と違うのは、試薬の量が0.01㎎でもズレると実験値が変わってしまい、テキスト通りにはいかない事でしょうか。求められるのも結果ではなく理由。「成功した理由」を先生と一緒に探り、突き止めた時に実験の面白さや達成感が体験できます。そうして実験と向き合う中で、原理や実験手技が理解でき、おのずとできることが増えていけば、研究に対する意欲もぐっと高まりますよね。まだ先の話ですが、私が目指しているのは世界の環境改善に関わる仕事。人が暮らすうえで、環境問題は避けて通れない道です。だからこそ技術や研究の進歩で、私たちが少しでも生きやすくなればと思います。たとえば空気の質の改善。理想は埼玉県にある小川町の空気(ピンポイント・笑)。自然と深呼吸してしまうほど澄み切っているんです。企業見学も生物系のインターンシップに積極的に参加したり、SDGsを謳い環境問題に取り組む企業にも目を向けています。


学びの特徴

バイオ技術で社会を変える

医薬・医療分野、ライフサイエンスにおいて、化学・材料工学を応用した先端技術が飛躍的な進歩を遂げる一方、人や環境に配慮した技術開発が求められています。バイオ・環境科学専攻では、「生命(バイオ)」と「環境」の2分野をベースに時代の先をゆく「人と環境にやさしい」ものづくりができる人を育成します。

学びのポイント

Point1

生命科学分野と環境科学分野を
バランス良く学べる

「生命科学分野」では、自然が織りなすさまざまな生命現象を分子・細胞レベルで理解し、生物学を中心としたバイオ技術を修得。「環境科学分野」では、環境汚染に対応した浄化技術、太陽電池や燃料電池などの新エネルギー・環境評価・リサイクルといった地球環境問題に対応できる知識と技術を専門的に修得します。

Point2

社会で活躍できる幅広い基礎知識と
応用力、倫理観を身につける

「化学」「生物学」や「環境」をベースに多様な基礎・専門科目や実験を通じて現代の科学技術を支える生物・化学系の基礎と専門技術を体系的に学びます。食料・エネルギー・医薬・環境などの分野において、広範囲な知識と技術を活用できる、正しい倫理観を身につけた技術者や研究者を育成します。

カリキュラム

2分野を横断しながら研究を深める4年間
1年次 2年次 3年次 4年次
専攻科目 化学や生物を
基礎から学び
2年次以降の
土台をつくる
生命科学分野と
環境科学分野を
横断して学び
視野を広げる
興味や関心を
広げながら
各領域を深掘りする
卒業研究で
4年間の集大成
自分の専門領域を
確立させる
専門科目 生命環境化学特論
コンピュータ・プログラミング
生命環境化学基礎実験 I・II
生態環境科学
分析化学
生命環境化学専門実験 I・II
生命環境化学ゼミ
機器分析
安全工学
生命環境化学特別演習
卒業研究 I・II
バイオ・環境化学系 - 生化学 I・II
細胞生物学
食品科学
免疫学
環境計測 I・II
生化学 III
タンパク質科学
バイオテクノロジー
生体機能学
神経生物学
微生物・ウイルス学
植物生理学
環境計量 I・II
環境化学
資源エネルギー化学
環境関係法規
環境分析
-
応用化学系 - 有機化学 I・II
物理化学 I・II
無機化学 I・II
化学工学
有機化学 III
物理化学 III
無機化学 III
電気化学
コンピュータ化学
無機材料化学
有機材料化学
高分子化学
-
理学系科目 基礎化学実験
基礎化学
展開化学
基礎物理実験
生物学実験
基礎科学計算
生活の科学
生命の科学
環境の科学
基礎生物学
生物学
物理学 I・II
地学
地学実験
地球科学 - -
数学系科目 基礎数学
線形代数
微分学
積分学
確率統計学
微分方程式 - -
情報系科目 - 人工知能入門
ICT概論
ICTリテラシー -
学部共通科目 キャリア・デザイン科目 キャリア・デザイン I・II
異文化コミュニケーション(海外研修)
TOEIC 初級 I・II
情報処理
TOEIC 中級 I・II
キャリア・デザイン III
インターンシップ
キャリア・デザイン IV
外国語科目 英語 I・II
発展英語 I・II
英語 III・IV
発展英語 III・IV
- -
一般教養科目 社会学
経営学
歴史
国際関係論
教育と社会
中国の言語と文化
ドイツの言語と文化
フランスの言語と文化
ボランティアの研究
仏教精神 I・II
体育実技 I・II
心理学
日本国憲法
スポーツ文化論
哲学
経済学
思想と宗教
- -

授業ピックアップ

実社会で役立つ技術を確実に修得できる科目を配置

食品科学

テクノロジーによって「食」も変化
「食」にまつわる科学や研究について体験を交えながら紹介します。青いご飯を食べるなんてことも!?2020年度ベストレクチャー賞受賞。

生命環境化学専門実験 I・II

実社会に基づく専門的な実験
DNAの解析方法や、酵素の活性測定といったバイオ系の研究室で実際に行われている専門的な実験を行っています。

資源エネルギー化学

限りある資源と環境問題を考える
化石燃料などの現在の資源やエネルギーの利用、省エネルギーや環境問題解決への方法について考えます。


学科・専攻特有の取り組み

ヒントは身のまわりに転がっていた…
解決の糸口は生物や自然が教えてくれる。
持続可能な物質循環は、もともと生物や自然が担っていました。植物、微生物、土壌、鉱物、そして河川の働きを科学の目で見ることで、地球温暖化や環境汚染問題を解決するための糸口を探っています。

研究室一覧

研究室をのぞいてみよう

微生物応用研究室
乳酸菌で食品。抗生物質で医薬品。生活に役立つ微生物を探して。

秦田 勇二 教授
専門分野|微生物応用研究

食品関連では乳酸菌の研究、医薬品では新しい抗生物質の研究をしています。微生物は私たちの生活に欠かせませんが、まだわからないことばかりです。私たちはそんな微生物を使って人々の暮らしを豊かにする科学的アプローチを探っています。実験が多く、企業とのコラボレーションも多いのが特徴です。授業は実践的ですが、科学者としてはどんな夢を見ているのかが大事です。私たちと夢を実現しましょう。

研究室をWEBでcheck!
微生物応用研究室[秦田 勇二 教授]

先生の研究をもっと見てみよう
微生物応用研究室(YouTube)

目指せる資格

  • ITパスポート※
  • 衛生管理者
  • 環境計量士※
  • 危険物取扱者(甲種)
  • 公害防止管理者※
  • 作業環境測定士
  • 浄化槽管理士
  • 毒物劇物取扱責任者
  • 公務員※
  • TOEIC®※
※資格支援対策授業実施

就職先業種別割合

※過去3年間の実績

主な就職先

  • (株)資生堂
  • 旭化成(株)
  • 東京電力ホールディングス(株)
  • 西日本旅客鉄道(株)(JR西日本)
  • 東洋インキSCホールディングス(株)
  • 太陽誘電(株)
  • (株)中電工
  • イオンディライト(株)
  • (株)アイチコーポレーション
  • 日本アイ・エス・ケイ(株)
  • (株)稲葉製作所
  • (株)岡本工作機械製作所
  • 白十字(株)
  • (株)フジキン
  • (株)フルヤ金属 ほか