情報システム学科 電気電子専攻
3年 齋藤 海さん|山形県・新庄東高等学校出身
専門性が高くなるにつれて興味あることをより深く理解できる。
答えを探していくことにやりがいがあります。
答えを探していくことにやりがいがあります。
情報システム学科はコンピュータ専門と思われがちですが、実際には電子工学一般を広く勉強します。大学の授業で面白いのはやはり実験です。電気電子専門実験の授業では、高電圧を使って人工的に小さな雷を発生させて観察するなどをしています。電子回路や電気系機器の仕組みの理解が深まり、面白いんです。しかし実験の前に準備のレポート、実験の後に考察のレポートを出さなきゃいけない。それが毎週なので、もうめちゃくちゃ大変…!座学では今は自動運転やCGに使うAIでの画像処理を学んでいるんですが、画像にモザイクを掛けるといった画像処理を行う時、普通は画像処理ソフトに任せてその裏でどんなプログラムが走っているのか考えませんよね。授業では画像処理のバックグラウンドでどんな処理が行われているのか、きっちり説明してくれるので勉強になります。あ、そうそう、今までよりも答えを模索することが苦じゃなくなったのも自分の成長を感じるところ。4年生になったら、以前からやってみたかった患者さんの負担を減らせるような医療機器の開発やAIを使った画像解析の研究をするぞ、と今から決めてるんです。
- 工学部
- 情報システム学科
Electrical and Electronic Information Course
電気電子専攻
電気電子専攻
学びの特徴
技術の発展、そして未来を支えるエンジニアに
身のまわりにある工業製品からインフラとして社会基盤を支える交通機関、建築物に至るまで電気・電子機器が使われています。
さらには理学や医学、農学、建築学、経営学などさまざまな分野で電気・電子の技術は活用されています。
電気電子専攻では、あらゆる産業分野の未来を支える電気電子系エンジニアを育成します。
さらには理学や医学、農学、建築学、経営学などさまざまな分野で電気・電子の技術は活用されています。
電気電子専攻では、あらゆる産業分野の未来を支える電気電子系エンジニアを育成します。
学びのポイント
Point1
電気電子技術とさまざまな産業との
結びつきを意識しながら学ぶ
AIロボットのハードウェア、インターネットのインフラは、電気電子技術が支えています。本専攻では、電気の電力・エネルギー、電子の半導体素子や物性・組み込み技術を含む電気および電子回路と有線無線通信などを幅広く学び、さまざまな分野で活躍できる電気・電子のオールラウンド技術者を育成します。
Point2
カリキュラムの資格試験対策講座で、
効率よく勉強が可能
卒業後に即戦力として活躍するために、資格取得対策にも力を入れています。カリキュラムの中に電気主任技術者試験対策講座として、講義科目とは別に指導経験豊富な教員による演習科目を設置しており、資格取得をバックアップします。
カリキュラム
土台をしっかり固めるから、変化にも対応できる
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | ||
専攻科目 | 専門科目の学びで 必要となる 物理と数学を ていねいに学ぶ |
ハード系から ソフト系まで 幅広い分野を修得する |
卒業後の進路を 視野に入れ 自分の専門分野を 確立させる |
卒業研究がスタート 独自の視点で 電気電子を考察 |
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電気電子専攻 必修科目 |
情報システム概論 I・II コンピュータ実習 I・II プログラミング入門 |
電気回路 I 電気回路演習 I 電子回路 I 電子回路演習 情報システム実習 電磁気学 I 電磁気学演習 I 電気電子基礎実験 |
電気電子専門実験 I・II 情報システムゼミ |
卒業研究 I・II | |
選択科目 | 職業指導 I・II 回路概論 コンピュータアーキテクチャ 情報セキュリティ概論 工業概論 |
プログラミング言語 I・II プログラミング演習 I・II ネットワーク概論 アルゴリズムとデータ構造 I・II 暗号の代数学 材料科学概論 情報とエネルギー 知的財産権 分散処理システム 半導体工学 電気法規および電気施設管理 AIプログラミング言語 I・II AIプログラミング演習 I・II 機械学習 I・II 情報工学実験 I 離散数学 数値計算法 ソフトウェア設計 データベース 電気回路 II 電気回路演習 II 電磁気学 II 電磁気学演習 II ネットワーク構築と管理 オペレーティングシステム 視覚の幾何学 コンピュータグラフィックスと可視化 MATLABプログラミング ネットワークコンピューティング |
応用プログラミング言語 応用プログラミング演習 情報工学実験 II・III 制御工学 メカトロニクス ディジタル回路 データ通信 伝送システム理論 電子回路 II 電子物性 LSI工学 CAD/CAM 生体信号処理 情報・符号理論 画像工学 高電圧・放電工学 電気材料 コンピュータビジョン フィジカルコンピューティング 応用AIプログラミング言語 応用AIプログラミング演習 深層学習 I・II システム工学 知能ロボット ディジタル信号処理 電磁波工学 電気電子設計製図 送配電工学 計測工学 パワーエレクトロニクス シミュレーション工学 AI・モビリティ 電気機器学 発変電工学 |
- | |
理学系科目 | 物理学 I・II 化学 I・II 地球科学 基礎生物学 工業力学 生物学 地学 地球と環境 |
量子力学 | - | - | |
数学系科目 | 基礎数学および演習 I・II 線形代数および演習 I・II 微積分および演習 I 線形代数およびコンピュータ演習 |
微積分および演習 II 微積分およびコンピュータ演習 統計処理 I・II 電気数学 数理解析 複素関数論 ベクトル解析 微分方程式 |
- | - | |
情報系科目 | 人工知能入門 ICTリテラシー |
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学部共通科目 | キャリア・デザイン科目 | キャリア・デザイン I 異文化コミュニケーション(海外研修) 情報と職業 情報処理特講 I TOEIC 初級 I・II |
情報処理特講 II TOEIC中級 I・II |
電気技術特講 I・II キャリア・デザイン II インターンシップ I・II |
- |
外国語科目 | 英語 I・II 発展英語 I・II |
英語 III・IV 発展英語 III・IV |
- | - | |
一般教養科目 | 社会学 中国の言語と文化 体育実技 I・II 仏教精神 I・II 国際関係論 歴史 フランスの言語と文化 ドイツの言語と文化 教育と社会 ボランティアの研究 経営学 経済学 |
スポーツ文化論 心理学 哲学 思想と宗教 日本国憲法 |
科学技術史 | - |
情報システム概論 I・II
電気電子工学と関わるICTを学ぶ
電気・電子工学・情報工学をそれぞれ簡潔に説明。ハードウェア系分野を重視し、情報工学と電気・電子工学を連携したICT全般について学びます。
電気電子基礎実験
実験を通して技術と知識を修得
電気回路の基本となるトランジスタの特性、信号処理回路、計算機によるフィルタやプログラミング論理回路、光通信、電力系の実験を行います。
発変電工学
エネルギー問題への意識を高める
エネルギー問題は社会、また未来の課題です。火力・原子力・水力発電の原理や発電所の構成や仕組み、そして、再生可能エネルギーについても学びます。
プロで活躍しているエンジニアが教えるから、
実社会に即した技術を修得できます。
実社会に即した技術を修得できます。
電気電子回路の基礎から論理回路をプログラミング言語で記述する応用技術まで、講義と実験によって系統的に学べます。知識を身につけるのみならず、自ら手を動かす実践的な技術者、研究者の育成を目指しています。IT、AI社会ではハードウェアは欠かすことができない存在です。このような社会の仕組みを支える人材は、常に求められています。
- 高周波回路研究室[松井 章典 教授]
主に電波に関する研究を実施。具体的にはアンテナの動作解明や、様々なシステムに対応した新しい形式のアンテナの提案を行っています。 - 画像認識工学研究室[渡部 大志 教授]
AIによる画像認識を用いた生体認証技術や自動運転技術に関する研究教育を行うとともに、変化の激しいAI新時代で活躍する人材を育成します。 - 生体情報システム研究室[井上 聡 教授]
非常に高度な機能を有する脳を中心に、生物がもつ緻密な機能を手本にして、それを情報処理に活かす研究をしています。 - 知能システム研究室[曹 建庭 教授]
知能システムと脳信号処理の分野において、ブラインドセパレーションや脳波・脳磁界の計測と脳信号処理等を中心に研究を進めています。 - 認知ロボティクス研究室[橋本 智己 教授]
人間とロボットの間で自然なコミュニケーションの実現を最終目標とし、感情と記憶のモデルを提案しています。 - アナログ集積回路研究室[吉澤 浩和 教授]
電子機器のディジタル化が進むにつれて、実は重要性が高まってきているアナログ集積回路の設計について、研究を行っています。 - ヒューマンインタフェース研究室[鯨井 政祐 教授]
AR技術・VR技術などを使いながら、ヒトを中心に据えた、インタフェース、IoT、センサ、アプリケーションなどに取り組んでいます。 - 医用画像解析学研究室[山崎 隆治 教授]
画像工学を応用して、主に医療分野における生体計測システム(各種臓器の形態、機能計測や可視化など)の研究、開発を行っています。
- 情報教育研究室[関口 久美子 教授]
IT技術者の育成という観点から、情報教育カリキュラムの開発とその教授法の研究、コンピュータを利用した教育支援の研究をしています。
- プラズマ制御工学研究室[佐藤 進 教授]
産業で使われるプラズマ源の製作を中心に研究実施。材料、機械、電磁波、電力、電子回路など、幅広い知識を身につけることができます。 - システム制御研究室[中村 晃 教授]
現代の電気機器や産業機械を制御するのにふさわしい最新の手法を考えていきます。
- ディジタル情報システム研究室[伊丹 史緒 准教授]
コンピュータを用いたディジタル情報を扱うための、システムの考察、プログラミング、シミュレーションの技術を学びます。 - ネットワークコンピューティング研究室[前田 太陽 准教授]
ユーザインタフェース、ライブラリ、データベースなどを取り入れながら、ネットワークを利用したシステム開発を行います。 - 計算電磁気学研究室[藤田 和広 准教授]
電磁気学が関わる幅広い分野を見据え、電磁場を正確に計算する技術や機器設計への応用に関する研究を行います。 - 光情報解析研究室[古川 靖 准教授]
レーザーを用いた光波センシングの研究を実施。センサで計測した物理量をAIで解析し、利用者の価値に変える取り組みをしています。 - 視覚情報処理研究室[望月 義彦 講師]
情報を数理的・幾何的に解析・理解し、ロボットナビゲーションなどの工学的な応用を目指します。 - ディープラーニンング研究室[村田 仁樹 講師]
自分の気になる問題にディープラーニングを使ってみたい人や、ディープラーニングの判断根拠を明らかにしてもっと説得力を持たせたい人はぜひこの研究室で一緒に研究しましょう!
研究室をのぞいてみよう
高周波回路研究室
見えない世界を空想する力を育成!自ら学ぶ姿勢が自分自身の成長に。
見えない世界を空想する力を育成!自ら学ぶ姿勢が自分自身の成長に。
松井 章典 教授
専門分野|無線工学、電磁波工学
研究室では主にアンテナの研究をしています。目に見えない電波や電気のさまざまな特性をイメージしながら、それに応じた回路を組み立てるには豊富な想像力が必要です。技術者に必要な想像力を私たちの研究室で身につけてください。大学は自由な場所ですが、自分から学ぶ気持ちがなければ何も身につきません。研究を通じて、主体的に考えて行動する電気電子技術者に育ってほしいと願っています。
研究室をWEBでcheck!
≫ 高周波回路研究室[松井 章典 教授]
先生の研究をもっと見てみよう
≫ 高周波回路研究室(Youtube)
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目指せる資格
- 日本ディープラーニング協会E資格及びG検定
- ITパスポート※
- 情報セキュリティマネジメント
- 基本情報技術者※※
- 応用情報技術者
- ネットワークスペシャリスト
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト
- マルチメディア検定※
- CGクリエイター検定※
- 画像処理検定
- 電気主任技術者※
- 電気通信設備工事担任者
- 電気通信主任技術者
- 情報検定(J検)
- 公務員※
- TOEIC®※
※※基本情報技術者試験を午前免除で受験できる制度あり
就職先業種別割合
※過去3年間の実績
主な就職先
- 東京電力ホールディングス(株)
- シャープ(株)
- 日産自動車(株)
- キヤノンシステムアンドサポート(株)
- セコム(株)
- 綜合警備保障(株)
- (株)きんでん
- ニチコン(株)
- 東京パワーテクノロジー(株)
- (株)ナカヨ
- 日本アンテナ(株)
- サンデン(株)
- (株)ヤマト
- 埼玉県教育委員会
- (一財)関東電気保安協会 ほか